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タッカーを使わずに、針と糸で椅子の座面を張り替える

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3歳の姉ムスメが2年間使った子ども用椅子。
これはオットの親戚が譲ってくれたもので、
20年くらい前のもの。
長年使用してもガタツキゼロのしっかりした椅子です。

この度、末ムスメにこちらの椅子を譲り、
姉ムスメには、一回り大きな椅子を使わせようかと
考えていました。
その椅子は元々私たちが子どもの頃に使っていた椅子で、
いとこの為に叔母宅に譲られたあと、
叔母の引っ越しで実家に引き取られ踏み台として活躍し、
学生時代に私が麻ひもを巻いて猫の爪研ぎ台にし、
爪研ぎ台として猫と一緒に2回の引っ越しをし、
再び踏み台として我が家の納戸に収められていたもの。
古い椅子ですが、ミッフィーのイラスト入りの魔力で、
二人ともそちらの椅子を欲しがってしまいました。
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末ムスメには体に合うこちらの椅子を与えたいのですが、
ミッフィーに勝る魅力を与えなければ、
この椅子に座ってくれることはないでしょう。
座面を張り替えて可愛くしてやれば、
単純な我が子はきっと大喜びでこちらになびくはず。

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連休中のある朝、思い立って椅子の張り替えに挑戦です。
材料は、手持ちのラミネート加工の布と、
裏布用の薄いこたつ布団カバー。

椅子の張り替えでは、一般的にタッカーという
ホチキスの一種を使いますが、我が家にはありません。
でも、タッカーが無かったであろう中世の大昔にも、
布張りの椅子が作られていました。
小さな座面ひとつなら、針と糸でなんとかなるでしょう。
今回は、タッカーを使わないことに異様にこだわり、
執念で手縫いで仕上げようと思います。

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まずは、貴重なラミネート布を椅子にあわせてカット。
縫い代は最小限に、でもケチってて足りなくならないよう
気を付けながら目分量で裁断。
ここからは完全自己流の作業です。
本当はもっと良いやり方があるかもしれません。
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並縫いでぐるりと一周を縫い囲みます。
糸は絶対に切れないように、太口の手縫い糸を4本取り!
さらにミツロウでしごき、糸を固めて強度をアップ。
本当はタコ糸があれば、それが最適だと思います。
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ここからが肝!カバーをかぶせてギュウギュウ絞る!
ここで糸が切れるというアクシデントが発生しました。
やはり、タコ糸でないとダメかも…そんなことを考えながら
残った糸でぐいぐい縛りました。
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布の浮いた部分を対角線上に縫ったり、
編み上げたり、ランダムに縫い寄せます。
この時点では、まだ表側は生地がたわんでいます。
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クライマックス!裏布を当てかがり縫いです。
当初裏布に青のこたつ布団カバーを予定していましたが、
薄い布ゆえ縦に横に伸縮してしまうことに気づきました。
裏布には伸びない布を引っ張りながら縫い付け、
座面の布のたるみを解消させた方が良い。
そのため、急遽厚手シーツのハギレに切り替えました。
布に一切の弛みが出ないよう、ぐいぐい布を引っ張りつつ
太糸4本取りでかがっていきます。
この作業中、オットから変態だよねと指摘を受けますが、
誉め言葉だと思って縫い付けること1.5時間…

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ようやく、一周縫い終えました!
裏布はピンとたわみなく、理想的な状態です。
縫い針を持つ指は真っ赤!針を爪に突き刺し流血五回。
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表側もばっちりシワひとつない状態です。
裏布を伸びないものに置き換えて正解でした。
この作業、タッカーがあれば、恐らく長くて20分。
でも、ダイソーのプラスチック製タッカー300円を
この為だけに購入するのは絶対に嫌!
まさに執念で仕上げました。
苦しくも、けっこう楽しい作業でした。


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座面の設置はオットにバトンタッチ。
布の柄がイメージとは反対を向いてしまいました…
鮮やかなピンクが落ち着いた濃茶とミスマッチですが、
子どもが好む雰囲気にはなりました。
気に入って買った布がまさか座面カバーになるとは…

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裏布は白なので汚れをダイレクトに受けるでしょう。
市販の椅子の裏布は化繊の不織布が主流で、
長く使うほど繊維が飛散するのが気になっていました。
この椅子の裏布もボロボロでしたので、
リメイクによってマイクロプラスチックの室内への飛散を
多少防げるようになったはずです。

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末ムスメ、完成と同時にこの椅子でおままごとを始め、
昼食ではばっちりこの椅子を選んで座ってくれました。
ミッフィーに勝った…!!
相手はオンボロのミッフィーですが、
私は小さくガッツポーズをしました。


結論、
タッカーなしで椅子の張り替えは可能です!
タコ糸と指貫、指サックがあればなお良し。
体力と気力を要しますが、失敗しても修正は簡単。
糸を切るだけでいつでも元に戻せるのが利点です


今回のゼロウェイストな椅子の張り替え、
費用はラミネート布200円分+糸代数円。
いつかリサイクルショップで本革製コートを仕入れ、
本革張りの椅子に張り替えてみたい。
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コメント

Re: No title

アップホルスターというのですね!なんか、行った作業がカッコよく思えます笑っ。
なるほど、あのホチキスの手前に刺すだけの道具もあるのですね!高級な家具に丸い鋲のようなものがついている、アレですかね?たしかに、それなら道具なしで行けそうですね‼
今回は、大工道具のレンタルがあればと心底思いました。最近塗装のはげた中古の机も購入したので、きゃすぴえさんの様に電動サンダーに挑戦する日も近いかも…知れません。レンタルさがしてみます(^^)

No title

すごいですねぽこさん!アップホルスターまで手縫いでやっちゃうなんて!変態という表現はさておき、情熱を感じます。
うちには大きめのホッチキス(針も大きくて、大工仕事に使うやつ)があるのですが、これを買う前は椅子のアップホルスター作業にはタックスと言って、釘ほど分厚くはないのですが、刺すやつ(ポスターとかを貼るときに使われることがあります)を使ってやってましたが、手縫いでこんなに美しく作れるなんてびっくりしましたよ。
大工仕事用の大きなホッチキスは、使う頻度はそれほどではないので、近所に住んでたら使っていただけるのになあ〜と思いました。昔ならこういう道具をレンタルできるお店があったりしたんだろうと思います。

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プロフィール

ぽこ33

Author:ぽこ33
ゼロウェイスト(ゴミゼロ)の考え方に強く共感し、特に脱プラスチックを目指す節約DIY系ゼロウェイスターです。

お金のかからないこと大好き!お金をつかうのも大好き!
リメイク・ミシンが趣味で一日中手を動かしています。
節約第一主義だった私。日々プラスチック入りの食品とバラ売りの食品を天秤にかけて悶々と悩んでいます。
小さなことからコツコツと…どこまで減量できるかな。

リアルではゼロウェイスト仲間に飢えています。ゼロウェイスターの先輩方のブログをせっせと探しては、勝手に仲間だと思っています笑
気軽にコメント頂けると、もんのすごく喜びます。

ほうもん