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廃止されるのはなぜストローだけで、レジ袋やペットボトルではないのか。美しい久米島で感じたこと。

美しい水の湧き出る島、久米島からの更新です。


私が子どもの頃にはどこの海でも、
角の取れたガラスの欠片が貝殻のようにキラキラ輝いて、
無数に砂浜に転がっていたことを記憶しています。
緑や水色、焦げ茶色の曇った丸いガラスを拾うのは、
海遊びの楽しみの1つでもありました。


今回久米島のビーチを歩き回り、
見つけたガラスの欠片は本当にごくわずかでした。
代わりに、砂浜に打ち上げられた無数のペットボトルと、
欠けたり擦れたり傷だらけのプラスチックのキャップが、
砂浜のあちこちを彩っていました。
瓶の利用が減り、ペットボトルが爆発的に増えたことが
砂浜のゴミから手に取るように解りました。


久米島の名所、2㎞にも渡る白い砂浜のイーフビーチは、
地元の人々に守られ、きちんと整備されていることが
良く分かるような美しい海でした。

それでも、3歩に1個プラスチックゴミを拾う状態で、
子どもたちと遊ぶ片手間でゴミを集めただけでも、
あっという間に両手一杯になりました。

ゴミを捨てるための中くらいのレジ袋を二枚拾い、
5分ほど砂浜を歩き回ると、あっという間に袋は一杯になり
ゴミの総量は軽く1㎏を超える量となりました。


他の地区と比べて見るからにゴミの少ないこのビーチで、
こんなにもプラスチックが集まることに愕然としました。


滞在していた数時間、毎日ゴミを見つけるなかで
いくつか自分なりに気づいたことがあります。

まず、圧倒的にペットボトルのゴミが多いこと。
拾ったゴミの中で追随を許さぬナンバーワンでした。
飲みきった軽いペットボトルは風が吹く度に浜を転がり、
色鮮やかなキャップは無数に砂浜に散乱。
ラベルは無くむき出しの状態のものが多く、
海で劣化し剥がれた後なのかなと推測されます。
滞在中何十個拾ったでしょう。
500mlペットボトルが規制されれば、
砂浜が美しくなることは確実です。

今日本でも脱プラスチックストローを宣言する
飲食業者が出てきて嬉しい限りですが、
それ以上に規制されるべきはペットボトルとレジ袋ではと
個人的に感じています。

確かに、ストローのゴミも問題です。
合計5本のストローを拾いましたが、
劣化したものは裂けて尖端がトゲのようになり、
誤飲したら生物の内蔵を簡単に傷つけそうな
見るからに危ない物騒なものに変化していました。
プラスチックストローは、規制されるべきです。

なら次は、ペットボトルとレジ袋でしょう。
これらのゴミは、海辺に限らずとも溢れんばかり。
これらを規制すると消費が落ちるし不便になると言うなら
そうならない仕組みを考えるときが来たのだと思います。




もう1つ気づいたことは、
使い捨てのプラスチックゴミと同じくらい、
使い捨てではないプラスチックのゴミが多いこと。
例えば洗濯バサミの欠片や、プラスチックのカゴの一部、
大きなナイロンロープ、灯油タンクのようなものなど、
分厚くしっかりした作りのプラスチック製品の一部が、
砂浜に数多く打ち上げられていました。

これらのゴミを見て感じたのは、
例え使い捨てでなく、繰り返し使うものであっても、
プラスチック製品は制限されるべきだということ。
いつかは壊れ、その破片すら土に還らないプラスチックは
身の回りの物を作る素材として相応しくないということ。
医療の現場などプラスチックが必要な場面はありますが、
それ以外の日常でプラスチックを手にする場合は、
それが本当に必要なのか、よーく考慮しないといけないと
肝に命じました。


数日間、同じ場所でゴミを拾い続けてみたら、
その場所は明らかにゴミ拾い前よりきれいになりました。
観光客が気まぐれで拾うことにどんな意味があるのかと
自問しながらの作業でしたが、
日に日にゴミが減っていく様を見て、
他でもない自分自身が励まされました。

やらないより、やった方がいい。
考えるだけより、行動した方がいい。
例え一人であっても、行動の積み重ねは大きな力になる。
個人がゼロウェイストへ取り組むことの意義を、
再認識する久米島旅となりました。
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コメント

Re: No title

きゃすぴえさん、
激しく頷きながら拝読しました。今の日本での報道だと、「なぜストローを止めるのか」の説明が不充分で、やきもきしてしまいます。
環境税はとても良い案ですね!税のかからない生分解プラスチック(しかも、海や体内でも数日以内に分解されるもの)か、環境税大幅増の従来品の2択になったら、かなりの企業や個人がプラスチックそのものの使用機会を減らしそう…有料にしたらレジ袋を受けとる人が減るのと同じ原理ですね。

No title

本当に、プラスティックは悩ましいですね。
以前ネット上でどなたかが「ストロー廃止、って世の中にはストローよりもっと重要な問題がいっぱいあるだろうに」って書いていらっしゃったのを見て、「そうよ、プラスティック汚染とかね」って思ったんですが、何か一つのアイテムだけを取り上げてそれだけが広まっても、なぜそのアイテムが問題視されてるのか、という背景に関する理解が伴わないと、そう言った的外れな反動意見も出てくるってことかなあと思いました。
とはいえ、「すべてのプラスティックをやめよう」と言い出すのは急すぎて受け入れてもらえないと思いますから、やっぱり一つ一つ攻めていくべきなのか、、、。
プラスティックの普及は便利さもありますが、原料が安価だから、っていうのがかなり大きいですから、原料費だけ出なく、環境汚染税を大幅に付加したら、製造する企業、プラスティックを使う企業、買う消費者、みんなでプラごみ予備軍を控えようと思うようになるかも、、、とか、ラディカルなことを夢想しています。笑

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プロフィール

ぽこ33

Author:ぽこ33
ゼロウェイスト(ゴミゼロ)の考え方に強く共感し、特に脱プラスチックを目指す、非オシャレ節約DIY系ゼロウェイスターです。

変態的気質を生かし、とことん泥臭いゼロウェイストを追求しています。

リアルではゼロウェイスト仲間に飢えています。ゼロウェイスターの先輩方のブログをせっせと探しては、勝手に仲間だと思っています笑
気軽にコメント頂けると、もんのすごく喜びます。

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